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仇討ち 8

さて、肺病というものは
じりじりと悪くなって、痩せ細り、朽ちた木が音もなく
倒れるように息を引き取るものである。

いかなる手当てでも出来る殿様が、数時間前に侍医の診断を受け
大丈夫と折り紙をつけられ、安心して元気で
多くの家臣と最後まで酒宴をし、列座の家来達も殿様のご機嫌に
喜びの言葉を述べて退去したすぐ後に、
急に病重くなりでは、不可解と受け取られても不思議はなかった。

貞義は、水戸の藩邸で捕らわれてもいけない
死骸となってもいけない

それでは出入りの庭師が調べられて
水戸の殿様が足軽に討たれたのでは
彦根の殿様は、お家断絶、また彦根藩の武士は
すべて浪人となってしまう。

とにかく逃げた。
当初からの計画通り
「蝦夷」へ落ち延びた。

当時の蝦夷は、どこの殿様の領地でもなかった。
幕府の手も諸般の権力もここには、及ばなかった。

屋敷

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