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仇討ち 13

そういう情勢であったから、北海道に逃げた義徹の兄は
いつまでも生ける屍であって、その生きている身体を現して
内地に帰ることが出来なかった。

彼が水戸の殿様を殺したと判っては、弟の義徹を始め
彼の一族の出世、彦根の発展の邪魔になるからである。

しかし、義徹は近親者を北海道にやって
やっと兄の消息を知ることが出来た。

そして、殿様殺害の事実を明らかにする事ができた。

その後、兄は懐かしい彦根を見るために
深編笠をかぶって密かに帰ってきた。

しかし、そのまま立ち去った。

兄弟の約束として、死んだ年月、場所さえも
わからないままとなった。

明治維新前後のドサクサに、貞義を脱藩後生死不明として
藩庁に届け、また府の戸籍に記さなったから

死亡の日時、戸籍も記していない。

そして,お位牌には戒名と俗名、生まれた月日のみが
記されている。




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